LOVE FOR JEEP
世界中で愛される、機能美の極地
街を走っていると、小さい子供が「あっ、ジープだ!」と指をさして声を上げます。世界中に数多く存在する、あるいは存在していた車で、小さい子供に至るまで名前を知っている車は、ほかにはないことでしょう。
「機能美」の極地ともいえるこのジープは、「ミッキーマウス」と同じように世界中に受け入れられ、愛されています。
私はこの車の運転席に座ると、「運転する喜びと走る楽しさ」があふれ出て、エンジンをかけて走り出すと、ジープとの一体感に酔いしれます。
HISTORY OF WILLYS M38
米軍初の完全防水ジープ
「Jeep」といえばWILLYS MBが有名ですが、第二次世界大戦を通して、Fordでライセンス生産されたGPWを含め、64万台近くが生産されました。
WILLYS M38は、MBの後継車として1950年2月に登場した、米軍初の完全防水ジープです。
Deep Water Fording Kitと呼ばれる吸排気用シュノーケルを取り付けることにより、水深約1.9メートルまでの水中走行性能を有しています。
THE RARE JEEP
「幻のジープ」と呼ばれる理由
M38は朝鮮戦争時代のジープですが、朝鮮戦争には技術力のある日本が、第二次世界大戦中に使用されたMBを修理・再生して大量に供給しました。
さらに、MBの新車時の軍への納入価格が700ドル程度だったのに対し、M38はその約3倍となる2,162ドルと非常に高額だったことから、生産台数は6万台強にとどまりました。
以上のことから、M38は「幻のジープ」とも呼ばれ、日本国内に現存するものは20台から30台程度ではないかといわれています。
1951 WILLYS M38
歴史を今に伝える一台
私のM38は1951年製で、1960年(昭和35年)に米軍から払い下げを受け、国内登録されました。
昭和30年代前半に使われたナンバー形式を今日に伝える希少なナンバープレートで、現在国内で走行できるナンバープレートとしては、一番古い形式のものです。
また、スペアタイヤも1951年のBF Goodrich製で、朝鮮戦争時に狙撃された弾痕が残っています。



